本校定時制が東京2020オリパラ教育推進校(よ〜いドンスクール)に認証されたのはもう一年前のこと。2月には世界的なコロナ蔓延を受け東京2020オリパラが1年先送りされ、9月2日に予定されていた定時制校外研修パラリンピック観戦(新国立競技場)が中止になりました。ただ観戦チケットは2021有効なのでパラ観戦も順延され1年先送りになりました。この事業はスポーツ庁の委託事業として県教委スポーツ課がコーディネートする形で実施されました。何をやるのか?何を見せてくれるのか?半信半疑であった生徒たちも体育館に入るや否や車椅子の多さに圧倒されているのが伝わってきました。パラスポーツ体験講座が進むにつれ、本物の車椅子アスリートの皆さんの話を聞く生徒の表情も真剣さを帯びてきました。実際に全員が車椅子に乗り体育館を駆け巡った時の生徒の様子を見るにつけ開催してよかったと思いました。さらに車椅子バスケットボールの試合を5対5で経験させてもらい充実感でいっぱいになりました。3人の講師のお話を3箇所に分かれてお聞きし、対話形式で質疑応答するシーンはまさに学びの深まりを感じずにはいられませんでした。それぞれの講師が若い頃に障がいを負い車椅子での生活を余儀なくされた辛い経験をお話しされ、それを乗り越えて今があるという実体験講話はまさに生徒の心に何か大切なものが染み込んでいると確信しました。信濃毎日新聞、長野日報、エコーシティー・駒ヶ岳、報道三社に取材をしていただきました。今日感じたものを今後の成長につなげてもらいたいと切に願います。